日本人は他の文化を取り入れることに非常に寛容的だ。
ハロウィンに仮装をし、クリスマスにはツリーを飾り、年が明ければ神社へ行く。
文化に一貫性が無いように見えるが、それだけ日本人の懐の広さがわかる。
そのような「他の文化も受け入れる」という独自の文化は、
ある種の“憧れ”から生まれたものかもしれない。
江戸時代が明けた19世紀後半~20世紀初頭の日本は、外国に対して強い憧れを抱いており、
それを真似ることで自分たち独自の文化を発達させた。
自分たちが持ち得る技術で、可能な限り欧米諸国の真似をした当時の日本の建物や看板などは未だ多く現存しており、
当時の趣を感じることが出来る。
西洋の建築を真似たレンガ造りの建物や、独特の書体で書かれた看板の文字は、現代の日本人にとっても珍しいものだ。
中でも、レンガ造りに瓦の屋根、英語の発音を漢字の読み方に直した表現など、
現代ではあまり多くは見ることのできない建築様式やデザインが多いのも特徴だ。
最近の若い世代には「逆に“新しい”文化」であると認識され、ブームを巻き起こしている。
そんなブームを起こしている「レトロ文化」には町中でも身近に触れることが出来る。
建物の建築様式や橋のアーチ形状、路地裏の看板やグルメまで!
是非あなたもレトロ文化を探して、写真に収めてみんなにシェアしよう!