夏になると、日本各地ではたくさんのお祭りが開催されます。
花火が上がったり、パレードが行われたりと本当に様々ですが、
当日いきなり「お祭りに参加する」のは少し難しかったりします。
そんな中、当日飛び入り参加の方が歓迎されるお祭りイベントがあるのをご存知でしょうか。
それは「盆踊り(Bon Dance)」です。
昔から「盆踊りを踊れない日本人はいない」のではないかと思うほど、
夏祭りの定番となっている盆踊りですが、今でもその文化は各地で残っており、
日本各地の公園や広場で8月の中頃に開催されることが多いです。
日が暮れ始めた真夏の19時頃、お祭り会場の広場の真ん中に設置された高台に数人が上り、音楽が流れ、大太鼓が鳴り響き、独特な歌声が響くと、
高台の周りにはいつの間にかたくさんの人が集まり、踊り始めます。
ほとんどが飛び入り参加の素人で、決して踊りが上手いわけではありません。
いつしか踊る群れは流れとなり、高台の周りを周るように円を描いていきます。
あなたもひとたび流れに加われば、周りの人が必ず踊り方を教えてくれます。
事前に「How to Dance Bon Odori」と調べてみても良いかもしれませんが、
せっかくなので触れ合いを求めてみるのも素敵ですね。
大体2~3周すれば踊りを覚えて、マスターになっている自分がいるでしょう。
高台から照らされるライトと、放射線状に張り巡らされた提灯の明かりの下で、
先程まで走り回って遊んでいた小さな子どもからお年寄りまでみんな笑顔で同じダンスを踊るこの文化に、言葉の壁はありません。
夜風が涼しい夏の夜に、浴衣を着て、ひたすら踊る。
そんな日本の夏を飛び入り参加で体験してみませんか?