子供の頃にこんな事を考えたことはなかっただろうか?
「玩具やお菓子、好きなだけ買いたいな、でもお金がないしな、誰かくれないかなぁ」
日本には、1年に1度そんな子供の願いが叶う夢のような時間、
毎年お正月に大人から子供にお金をあげる「お年玉」という習慣がある。
アジアではお年玉に似た習慣があるが、アメリカ・イギリスなど多くの国では無い習慣で、初めて聞く人にとって非常に興味深い話だ。
子供にお金をあげるなんて!とビックリするかもしれないが、これには意味がある。
元々はお正月にお供えする鏡餅を、1 年元気で過ごそうという意味で家族に切り分けたことが始まりとされており、日本でお年玉を大人から子供に渡すのは【1年子供が健康に過ごすことを願うため】だ。
お年玉をもらった子供のお金の使い方も個性が表れて非常に面白い。もらったお年玉を一瞬で使う子供もいれば、貯金しておく子供もいる、お年玉を通じて金銭感覚が育まれる機会になっている。
母国でお年玉の習慣がないあなたも、せっかく正月期間に日本を旅行しているなら子供にお年玉をあげてみてはどうだろうか?そして子供に、日本のおもちゃやゲーム、お菓子など、好きなものを自分で選んで買う体験を積ませてみるのも有意義かもしれない。”