あなたはおしぼりを使いますか?

少しおしぼりについて語らせてほしい。
私は食前におしぼりを出してもらえる事が当たり前のことだと思っていたが
海外ではおしぼりは出てこない。その代わりにフィンガーボールや、口を拭いたりするナプキンがでてくる。

おしぼりの歴史は、『古事記』や『源氏物語』が書かれた時代まで遡ると考えられている。
公家が客人を家に招く際に手ぬぐいを桶の水に浸してしぼり、汚れた手や足をぬぐった。
この“しぼる”という行為が、おしぼりの語源になっていると言われている。
歴史を調べるとこの時代からおもてなし心があったと思うと日本人としてなんだか誇らしく思える。
ちなみに日本では10月29日が、10本の指を2(ふ)9(く)の語呂合わせで『おしぼりの日』と定められている。

しかし、おしぼりは手を拭くだけではない。
寒い冬、冷えた体に温かいおしぼりを首にあてると全身が温まり、まるで湯船につかっている気分になるのだ。一度体験してほしい。

また、おしぼりアートというのもある。
おしぼりアートとはおしぼりで動物やキャラクターを折りたたむことだ。
これが意外と難しい。調べてみると色んな折り方があるので挑戦してほしい。

まだまだおしぼりについて語れそうだがここまでにしておこう。

是非あなたも家にお客さんを招く際、おしぼりを出しておもてなしをするのはいかがだろうか。