
日本には1年の中で春、夏、秋、冬という4つの季節が存在する世界でも珍しい国だ。
私たち日本人は「その季節特有の匂い」を、植物の息吹や気温の変化の移り変わりなどで感じながら生きている。これは四季のある地域で暮らす私たち日本人特有の感覚で非常に興味深いと思う。
春は芽吹きの時期で、桜や桃、スパイシーな松などたくさんの植物が一斉に活動をはじめ、私たちはその植物の息吹を感じながら春がきたなと思い、
夏は花の匂いというよりは爽やかな緑の匂いの中で、夏の太陽に照らされたアスファルトや、蚊取り線香の匂いを嗅ぐと日本の夏!と感じる、
秋はやはり金木犀の匂いだ。あの甘い香りが漂ってくると、あー秋だな・・と実感できる。また秋は紅葉の時期で気温が下がり落葉樹は冬の準備に入ることでスモーキーな香りを感じるシーズンだ、
冬は木々が眠りに入り、雪が降ったり、水に氷が張ったり、自然界の活動も一旦お休みするシーズンで基本的に無臭だ。大気も乾燥し濃度が薄くなり、その無臭こそが冬の香りだと感じる。
これらの季節特有の匂いは、都会より自然が多く残る地方の地域でより顕著に感じることができ、私たち日本人も本能的に季節を感じる匂いを求め、都会から地方へと旅に出る。
この記事を読んでくれたあなたも、日本を訪れる際は「季節の匂い」も感じながら旅を楽しんで欲しい。