冬のシーズンに日本を旅行した際、初めて雪を見る人もいるだろう。
私は小さい頃から寒さにめっぽう弱い子供だったが・・・雪の日は別物だ。朝起きて雪が降っているのを見ると、外に駆け出していたのを思い出す。
雪の羽の毛のようにフワリフワリと落ちる様
雪の上を歩くとキュッキュッと鳴る乾いた音
真っ白に彩られた白銀の世界に、昨日までとは違う非日常を感じ心踊っていた。
そんな雪の日に日本の子供が夢中になるのが雪だるま作りだ。
似たもので海外ではスノーマンとして親しまれているケースがあるが、日本の雪だるまとの大きな違いはその形だ。スノーマンは頭・胴・足の3段が主流で手・足をつけるなどより人間らしい形だが、
雪だるまは頭と胴の2段が主流だ。日本でだるまは縁起物として考えられており、そこから雪だるまも縁起物として作られるようになったと言われているが、現在では日本の子供はあまり難しいことを考えずに、だるまの形に雪だるまをせっせと作っている。作り方は至ってシンプル。一定の大きさに雪を丸くしたものを2つ作り、重ねるだけだ。
ちなみに、雪だるまは縁起物として作られただけではなく、そもそも大人が作って朝起きてきた子供たちを驚かせる目的もあったと言われている。もし日本旅行中に雪に遭遇できた際は、童心にかえり、雪だるまを作ってみんなで雪だるまと記念撮影をしてみるのも一興だ。